コラム
2022.11.14
みなさんは、スケジュールや目標をどのくらい先まで設定していますか?
今日、今週、今月くらいまでは、自分がやることを想像できると思います。でも、それだけでは未来を大きく変えることは難しいかもしれません。目の前の出来事に反射神経的に対応するのでは、自分と社会の関係性に大きなズレが生じにくいからです。
サステナブルカンパニーを考える上で、10年後の会社をちょっと想像してみましょう。どんな会社だと生き残っているのでしょう?それは学校でも病院でも、自治体であっても同じです。
グローバル大企業以外では、例えばこんな会社が考えられます。
そして、今考えているのはこんなことです。
まず世の中のマクロ的にとらえると、人口減少と高齢化社会の加速、グローバル資本主義の限界、ネット社会の進化などいくつかの大きな変化があります。
そして、大企業でさえも終身雇用を維持するようなビジネスモデルを永続的に作る難しさが浮き彫りになりました。一方で、テレワークや、副業解禁、女性・高齢者・障害者などのマイノリティーの活用など、働く側の自由度も高まっています。
国や大企業が決めた枠組みではなく、各企業、各社員が自立的に主体的にそれぞれの枠組みをつくっていく時代になったということです。
要は、「型にはめた経営」「型にはめた働き方」が通用しなくなったということです。
その中で会社がどう変わっていくかですが、そもそも会社の役割というのは、シンプルに言えば、商品・サービスを通して価値を社会に提供することです。事業を通して、人々の生活が便利になったり、幸福を感じられたり、新しいチャレンジをすることです。
10年後の会社を考える上では、3つの問いを考えないといけません。
個人的には、アマゾンやトヨタなどのグローバル大企業や、全国チェーン、フランチャイズ店ではなく、専門性を持った中小企業、ベンチャー企業、個人事業などの動きに期待しています。
どこでも買えるものを作る会社ではなく、「そこに行かないとサービスを受けられない」、「そこでしか買えないものを作る会社」を応援したいですし、自分の会社もそうしていきたいです。