純粋さとは、汚れをじっと見つめうる力である

2020.09.07

最も有名な女性哲学者の一人といわれるシモーヌ・ヴェイユの言葉です。

 

ヴェイユは続けます。

 

 

 

もうすぐ新しい日本の首相が生まれます。

 

コロナ対応と経済回復が最優先課題となりますが、外交・安全保障、オリンピック、社会保障など問題は山積しています。霞が関改革やカネと政治の構造改革にも形だけでも切り込まないといけないでしょう。安倍首相が進めてきたグローバル化政策や新自由主義政策、そして対米依存政策も限界が見えてきています。

 

資本主義と共産主義、全体主義と個人主義が混じり合う難しい時代の中で、新しいリーダーに何を求めるかと問われれば、私は「純粋さ」だと答えたい。

 

巨大な権力と金を手に入れた人にしか見えない厳しい世界があると思いますが、そんな中でも、派閥や利権に目を奪われることなく、長期的な国家観に向けて捨て石になる覚悟を持つ。

 

異なる考えや価値観にオープンであり、ただひたすらに合意形成に向けて忍耐と説得を持って新しい光を灯しながら一歩一歩進んで頂きたい。時には自民党の影や闇にも分け入る純粋さを持った人でいてほしいと願います。