コラム
2021.02.08
コロナ禍では、「本物」だけが残っていくはずです。
政府からの補助金や支援にも限界があるので、今年は多くの企業にとってまさに正念場です。本当の実力が試されます。
日本電産、ニトリ、ユニクロのように利益を出している大企業もあれば、旅行・飲食・アパレル・その他多くの企業の業績が急激に悪化しています。お笑いコンビ・キングコングの西野さんのようにオンラインサロンで7万人の会員を持つようなこともできる時代です。中小企業、個人事業でも時代の流れを読んで、提供できるコンテンツと収益を上げる仕組みさえあれば生き残ることができます。
今までのビジネスのやり方が通用しなくなる中で、結局、これからどうしていけばいいのか?その答えは誰にも分かりません。
そんな中、より「本物」が求められると思います。
中途半端なサービスや、古い考え方の会社、いい加減なことをしている会社はどんどん淘汰されていくと思います。馴染みの客が付いている地域密着の飲食店や独自の技術を持った会社、READYFORのように社会課題を解決する人を応援する場をつくる真っ当な会社、そういう会社は残ります。困ったときに応援してくれる人たちがいる会社は強くて、やさしい。
本物と思われるには「信用」さらには「信頼」が必要です。まず「信用」を得るには、「実績」が必要になるでしょう。数字や権威や評価・・・
さらに、社員の挨拶や身だしなみを含めた日々の仕事ぶり、新しい提案、会社のイメージなどいろいろな要素が必要になります。
そして、社長の仕事は、新しい仕事をつくる、働きやすい仕組みをつくる、ブランド力を高めることです。社員に自分の仕事に自覚と責任を持ちつつ、楽しさや面白さも発見していく構造を整えることです。
その時に、今までやってきたあなたのビジネスをじっくりと振り返ってみて下さい。きっと、埋もれていた強みがあるはずです。今まで会社を持続できたのは、あなたが大切にしてきたものが世の中に受け入れられたから。
「外」に答えを求める前に、まずは経営者自身のミッションや志を内観し、自社のリソースを再点検することからはじめましょう。
できることを、あるものを使って、今いるところから始めなさい。
引用 第26代米国大統領 セオドア・ルーズベルト