コラム
2021.12.09
ZOZO創業者の前澤勇作さんが、日本民間人として初めて国際宇宙ステーション(ISS)に滞在するニュースがありました。
「宇宙だよ。着いちゃったよ。」
「本当にあったよ、宇宙が。ステーションも。」
という第一声がとても印象的でした。宇宙から見た地球、どんな風に映るんでしょうね?
*
大学生と環境問題について話す機会が近々あるので、どんなことを話すか考え中です。今の大学生は、本当に意識が高く、サッカーばかりしてろくに勉強しなかった私としては、頭が下がります。事前に頂いた企画書を見ていて、少し考えることがありました。
環境問題やSDGsについて盛んに取り沙汰されていますが、どこか本質的なことが抜け落ちているような気がします。例えば、「サステナブル」「サステナビリティ」という言葉。
「人間・社会・地球環境の持続可能な発展」を意味しますが、話が大きすぎて、いまいちピンと来ない人も多いと思います。「サステナブル」という言葉が頻繁に使われると、その本質がどうかよりも、その言葉を使うことで、何となく満足してしまう風潮もあります。「サステナブル」という言葉が記号化され、その言葉自体も「商品」として消費されてしまう。どこまで行っても資本主義です。
「サステナブル」と言えば、作ったモノを再利用するとか、買ったものを誰かに譲るとか、廃棄する量を減らすとか、
そんな発想が多いと思います。でも、それは結局「作ったモノをどう利用するか?」という考えが根底にあると思います。もっと突っ込んだ言い方をすれば、「作ってしまったモノをどう利用するか?」です。
しかし、本来は作り手の思いや気遣いが、商品を通して、買い手に肌感覚で伝わるべき。
そこをないがしろにしてしまうと、作り手が伝えたいものが、伝わらないんじゃないでしょうか?それってものすごく悲しいことですし、もったいない。
サステナブルとは、モノを作って土に還そうとかそういうことではなく、長い時間をかけて、作り手の思想や哲学が、日常に根付くことなのかなと。何世代にも渡り、新しいライフスタイルや文化が浸透していくことが、本当の意味でのサステナブルなのかもしれません。
「持続可能性」というよりは、「持続時間性」と言い換えてもいいかもしれません。
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その頃、宇宙から見た地球はどんな風に見えるのでしょうか?
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人生は一度きり。
イチドでだめなら、もうICHIDO。
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ICHIDO(イチド)代表 奥富 宏幸
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