コラムコラム

ホモ・サピエンスはなぜ進化できたのか?

2022.07.08

昨日は、七夕でした。天の川を見れた方もいるでしょうか?彦星と織姫は、今の地球を見て、どんなことを思うのでしょうか?

 

戦争を繰り返し、疫病に苦しんできた人間ですが、そんな人間は、どのように進化してきたかご存知ですか?

 

チンパンジーなどの類人猿と共通の祖先から枝分かれして進化してきました。いま見つかっている中でいちばん古い共通祖先(人類)は「サヘラントロプス・チャデンシス」で、700万~600万年前にアフリカで生活していたと考えられています。そして、ヒトの祖先には、ネアンデルタール人とホモ・サピエンス(フランスで見つかったのがクロマニョン)が40~30万年前に生活していました。

 

しかし、ネアンデルタール人は、4万年前に絶滅し、我々の祖先であるホモ・サピエンスだけが生き延びてきたのはご存知かも知れません。ホモ・サピエンスにあって、ネアンデルタール人に足りなかったものは何だと思いますか?

 

 

一つの有力な説として考えられるのは、使う道具の種類と、集団の規模でした。

 

■道具の種類

ネアンデルタール人は、狩りにも料理にも同じような形状の道具を使っていましたが、クロマニョン人は、用途に応じて道具の形状も変え、その種類も豊富でした。

 

恐らくネアンデルタール人とホモ・サピエンスが戦ったこともあったと思います。

 

例えば料理に使う石器しか使えないネアンデルタール人と、その石器を矢じりに変えて武器にしたホモ・サピエンスだったとすれば、どちらが生き残るかは明白でしょう。道具を環境に応じて変えていく過程で、脳が活性化されていったことは容易に想像できます。

 

 

■集団の規模

ネアンデルタール人は地縁の中だけで生活してきました。結果、何世代に渡っても、新しい知恵が蓄積することは少なかったようです。

 

一方、ホモ・サピエンスは、血縁を越えて150人規模の大集団を築いていたとみられるのです。ハーバード大学のヒト進化生物学科の学科長であるジョセフ・ヘンリック教授は、「集団が大きければ大きいほど、技術革新が加速しやすくなる。これこそが、私が『集団脳』と呼ぶ、人間の進歩の力です。」と説明しています。集団内で、ある技術について情報をやりとりするうちに、一定の確率で新たなアイデアを思いつく人が出現する。そして、新しい道具が、世代を超えて受け継がれていくというものです。

 

 

これは「技術革新」についての話ですが、ホモ・サピエンスが進化してきた過程を現代社会にあてはめると、「思考革新」と言えるのではないでしょうか?

 

道具の種類は、「思考の型」の種類とも言えます。集団の規模は、会社や家庭以外での人間関係の重要性を示唆しています。

 

この辺りの話は、次回また考えてみたいと思います。

 

あなたは、環境に応じて対応出来る考え方と、自分の考えをストレッチできるような仲間や機会を意識的につくっていますか?気づいたらネアンデルタール人になっていた、なんてことがないように、状況に自覚的に、物事に主体的に対峙していきましょう!

 

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奥富 宏幸
\この記事を書いた人/ リーダーシップ&キャリアデザイナー

奥富 宏幸 - Hiroyuki Okutomi -