コラム
2020.12.28
何かを先延ばしする代わりに
ほかの多くのことを
成し遂げているなら
その先延ばしには
意義がある。
引用 ジョン・ペリー
あなたは、物事の決断は早いほうですか?その決断に納得感を持っていますか?
新型コロナウイルスの感染拡大により、今まで普通にできたことが出来なくなることが出てきました。ビジネスでも設備投資や採用、新規事業などに取り掛かるか、なかなか決断ができないこともあることと思います。
よく、先延ばしすることは悪のように言われることがあります。考えてばかりいても、何もしていなければ意味がないといった言い回し。私自身、物事を熟考し過ぎて、決断が遅れることがあります。家族や知人からも、先延ばしないで、すぐに決めなさいと言われたことも多々ありました。
でも、本当にそれが正しいのでしょうか?
もちろん締切が決まっている仕事などは、先延ばしできませんが、先延ばししている中で、自分にも環境にもある種の化学反応が起こることがあります。何かを先延ばしにしたとしても、その代わりに別のことをたくさんやり遂げていることも結構あるのではないでしょうか?先延ばししている間にも、世の中のいろいろな関係性に変化が生じます。
先延ばし自体が悪いのではなく、先延ばしする自分を見捨てることが問題なのではないでしょうか?先延ばしする人生を楽しめる胆力があればの話ですが。