コラム
2023.12.20
2024年最初のテーマは、「時代と世代のあいだ」です。
「若い世代の社員が何を考えているのか分からない」という声を聞きますが、それは若者も人生の先輩たちに対して、同じことを考えているんですよね。
昭和レトロが好きなZ世代も、終身雇用制度の中で働いてきた団塊(ジュニア)世代も、同じ時代を生きています。「同じ時代」であるということは、「同じ景色」を見ていることでもあります。しかし、実際のところ、「同じ時代」の「同じ景色」であっても、世代が違えば、実はその景色の見え方も変わってくるというのが、ホントのところではないでしょうか?同じ世代であっても、見ている景色が違うことも多いですので。
例えば、夏の甲子園。高校球児がひたむきに白球を追う姿からは、「青春」や「躍動」といった景色を思い浮かべる人が多いでしょう。一方で、8月15日の終戦記念日を待たずして、過ぎし日の「戦争」を想起し、亡き父や兄、親族や友人の姿を高校球児に投影する人も結構います。夏の甲子園を、ある種の鎮魂の儀式ととらえているのです。
こんな風に、時代は同じではあっても、世代によって見方がかわります。「わかる」とは、自分と他者の違いを知り、新しい世界認識を持つこと。自分の「地」がかわれば、目に見える「図」もかわるのです。「わかる」と「かわる」、そんなことを皆さんと対話しながら感じていければよいと思っています。
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間(あいだ)を広げる対話シリーズ Vol.4
~時代と世代のあいだ~
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■日時:2024年1月25日(木)18:00~20:00(受付17:45~)
■場所:レストランニックス
■進行:井上 敏 さん
■参加費:3,000円(ワンドリンクあり)
■定員: 12名
■申し込み:
こちらからお申込みください。