コラム
2023.02.07
私が外資系の市場調査会社で働いていた時の話です。
主な仕事は、スーパーやコンビニから収集したPOSデータを分析して、クライアント企業へ売上、販売個数、価格、市場浸透率についてのコンサルテーションすることでした。基本的な分析ツールと帳票は定型のものがあったので、分析の視点や他社の事例などを紹介するなどの工夫はしていました。
クライアントはそこそこ満足していたようでしたが、毎月毎月同じような内容のセールスをすることに自分がだんだん飽きてきてしまいました。
それで、自社のサービスを横断的に見える化して、他部署も巻き込んだ提案をしたら、大きなセールスにつながったことがあります。当時の私の肩書は、日本の会社でいえば、課長と係長のあいだくらいの肩書だったと思いますが、視点は、部長や社長の感覚を持っていました。
社長の役割は、「決断」することです。
ですが、平社員であっても、学生でも、「決断」することはできます。「決断」と言っても、与えられた仕事や宿題を行うということではなく、自分自身の「方針」を持って動いてみるという意味です。
外部環境が激変する中で、「虫の目」だけでは生き残れなくなりました。仕事ができる人はヒト・モノ・カネ・情報を賢く活かせる人です。職種や肩書は環境が変われば変わってしまいますが、自分の能力を発揮できる「場所」を発見できる人は強いと思います。
テレワーク、副業、定年後起業など多様な働き方が広がる中で、社長的感覚を持っておくことはこれからのビジネスマンの必須スキルです。
2月24日(金)の思索会では、前回に引き続き、入間市にある愛夢舎の佐々木様をお招きします。経営者と塾長の両立の醍醐味について語っていただきます。
参加者の皆さんといっしょに、会社を経営するってどういうことか、決断するには何が必要か、ピンチからの脱出法など、考えていきましょう。今までの常識は通用しません。誰もが「社長」になる時代に入ってきました。
■講師:
佐々木圭(学習塾「愛夢舎」塾長)
■費用:
3,000円(飲み物代込み)
■内容:
・なぜ社長をやっているのか?
・役割がその人を成長させるのか?
・いい会社をつくるために意識していることは?
※内容は一部変更されることがあります。
■場所:
ライブステーション狭山
(西武新宿線狭山市駅西口徒歩1分)
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