コラム
2022.02.10
今日は各地で雪模様になるようですが、あなたの住んでいる地域はどうですか?
首都圏に住む人は、雪になるとかなり大騒ぎしますが、雪国の人からすれば滑稽に思えるのでしょうね。
3ヵ月前からオンラインであることを学んでいまして、そのコースも今月で終わります。ほぼ毎日課題が提出されて、結構大変でした。でも、運営する側が時に厳しく、時にやさしく、参加者を上手に導いてくれました。やはり、自分1人で新しい取組みを習慣化させるのはかなり難しいですので、こんな風に継続できる「仕組み」を取り入れるのはポイントだと思います。
経営者やリーダーの方であれば、こんなことをしてみるとよいでしょう。
それぞれ、自分自身・専門家・仲間を活かす方法です。
大人になると、子供の時のように毎日が新鮮で、新しい発見ができなくなるでしょう。でも、日々の小さな工夫の積み重ねで、新しいチャレンジも出来るようになるでしょうし、一日を丁寧に過ごすことが出来ると思います。
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プレゼンで陥る罠
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コロナ禍が日常になりつつあり、テレワークやオンラインでの会議が増えた方も多いと思います。私もzoomを使ったオンラインでの会議が増えました。画面越しに話をするのは、いまだに慣れません。何か、言葉のエネルギーが弱まって相手に伝わる印象がありますし、目線の置き所の難しさや相互の反応が見えにくいと思います。
あなたははいかがですか?オンライン上でのコミュニケーションが増え、以前と比べ何が変わったと思いますか?
先週、仕事がらみで2つのオンラインセミナーに参加しました。
一つは、中小企業の生き残り戦略についての講演でしたが、とにかくつまらなかったです(笑)。全く、耳に入りませんでした。何がダメだったかと言えば、講演者がどこかの大学の教授だったのですが、話し方が偉そうで高圧的でした。
「教えてあげよう」
「私の言っていることは正しい」
という空気がプンプンと出ていました。
この教授は自分の話す内容をいろんなデータや資料を使って納得させようとしていましたが、話があちこちに飛び、
一方的にまくしてるので、聞く側がプレゼンの内容を咀嚼する余裕もなかったです。2時間のセミナーでしたが、30分で退出させて頂きました(笑)。
もう一つのセミナーは、講演者が冒頭にこんなことを言ったんです。
「すみません。先週から体調を崩していまして、今日のプレゼンの準備があまり出来ませんでした。内容がイマイチかもしれませんが、ご了承下さい。」
といったことを話しました。
一瞬、「えっ!?」と思いました。友人同志ならそんなことを言ってもいいでしょうが、ビジネスの場面で、参加者が時間を割いて聞きたいことは何なのでしょう?
プレゼンのテーマをアナウンスして、そのプレゼンの内容に期待している参加者に応えるために何をすべきかを考えるのが、講演者の最低限の礼儀だと思います。厳しい言い方かもしれませんが、本人の体調は参加者にとっては関係のないことです。
もし、あなたが仕事で会社の命運を左右するようなプレゼンがある時に、風邪を引いていることを先方に伝えるでしょうか?集中すべきことは、「自分が伝えたいことを伝えきる」ということではないでしょうか?
2つ目のプレゼンの内容も、スライドが異常に多く、スライドに書いたそのまま言葉を読んでいるので、全く意味のないものでした。
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「伝え過ぎずに伝える」
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昨年大学生向けにワークショップを行ったときに、プレゼン資料を作成しました。経営学部の大学生が、地域のお店や事業所の課題を解決しようというテーマの中で話が進んできたようです。
などの現状を踏まえて、今回は、学生が地域の企業と連携しながら環境問題についてワークショップをしたいので、
当社へ資源リサイクルの現状などについて知りたいというお話がありました。
事前に学生からはSDGsや温室効果ガス、ペーパレスの是非などについて、質問事項をもらっていましたが、枝葉末節にとらわれているように感じました。ですので、まずは今の世の中を象徴するキーワードを考えてもらったり、「資源とごみ」の境目は何かといった構造的な話をしてみました。また工場を実際に見学させると、集まる古紙や古着の量に圧倒され、目を輝かせてはしゃいでいました。百聞は一見にしかずですね。
ただ、伝え過ぎてはいけないなと反省もしました。伝え過ぎずに、でも相手に伝えきるために、何ができるか考えていきたいです。言葉と言葉以外のもので、理解し、感じてもらうために、こちらは「何」をつたえるべきなのか?
プレゼンの内容そのものよりも、むしろプレゼンという場を通じて、参加者同士の関係性の変化だったり、思考の交換だったり、そういうものの方が大切なこともあると思います。
あなたは、プレゼンや相手に提案する時に、意識していることは何ですか?オンラインでのコミュニケーションが増えた今だからこそ、真剣に考えるべきことではないでしょうか?